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L.i.bからのお知らせやBlogです。

営業日やサービスについての情報を発信しています。
他にも鞄や革製品のメンテナンス方法なんかも気まぐれに更新していこうと思っています。

バッグ修理

バッグの内装交換&保管方法について


今回はバッグの内装交換について、予防となる保管方法と併せてご紹介をさせていただきます。

こちらもとても多くご依頼いただく修理内容になります。
繊維素材の摩耗やほつれ等、様々な要因があるかと思いますが、ほとんどの場合が素材(合皮など)の劣化によるものです。

特に海外で製造された製品にも様々な合皮素材を使用したものが見られますが、それらは日本の湿度を想定して作られてはいない為、使用状況や保管状態によっては素材が劣化してしまう場合がございます。

しばらくしまっていて、いざ使おうと箱から出すと内装がベタついていたり、ボロボロと剥がれてしまい使用出来ない状態になっていた、という様なお話も良くお聞きします。


●先ずは劣化を防ぐ為にも保管の際に注意していただきたい点は、バッグの中に湿気が籠らない様にする事です。
しばらく使用しない期間がある場合も、クローゼットや箱の中にしまいっぱなしにせず、定期的に空気に触れさせる様にして、併せて中の状態を確認する様にしてください。

●そして湿度の高かった日などはもちろんですが、使用した後にも注意が必要です。
中に湿気が籠った状態で直ぐにしまうのではなく、乾燥剤を使用していただいても良いですが、中身を出してからフタを開けた状態で中を乾燥させる等、意識的に習慣にしていただくのも良いかと思います。

革製品であれば、出来れば外側も軽くブラッシングをして、革表面の乾燥が見られる場合は保革クリームを薄く塗り込む等、日々のお手入れに少し取り入れていただくだけでも革の劣化の予防になりますので併せてお試しいただければと思います。


それでも普段から気を付けていても気が付かないうちに劣化してしまっていたというご相談はございます。
そうなった場合は、再発しない様に劣化の心配のない布地や本革素材での内装の作り替えをする事で、また長く安心してお使いいただけるかと思います。
どの様な症状でも先ずはお気軽にご相談ください。


●内装交換
Sサイズ 12,100円〜
Mサイズ 15,400円〜
Lサイズ 19,800円〜
部分交換1箇所 6,600円〜

※使用する布地(または革素材)は、お色や質感などお選びいただける場合がございます。
その他、ご希望のイメージがございましたらお気軽にご相談ください。



修理例(合皮→布地)

ブランド/ルイヴィトン(バケット)
・劣化した合皮の内装を同系色の布地で作り替えました。
・剥がれた合皮が付着した革のパーツや金具類は、汚れを落としてから再度取り付け致します。
・革の傷みが激しい場合はパーツの作り替えも可能です。

修理例(合皮→革素材)

ブランド/セリーヌ(オールド)
・劣化した合皮の内装を近い質感の本革で張り替えました。
・革のタグとファスナーは再度取り付け致します。

修理例(合皮→布地)

ブランド/GUCCI(バンブー)
・劣化した合皮の内装をご希望のお色の布地で、中央の仕切りを無くして作り替えました。
・合皮が付着した革のタグやファスナー・金具類は、汚れを落としてから再度取り付け致します。

修理例(新規作成)

ブランド/エルベシャプリエ(ナイロンリュック)
・こちらは特殊な内容になりますが、表地の裏加工が劣化してしまい粉状になって剥がれ落ちてくる状態でしたので、可能な限り粉末を落としてから、新たに布地で内装を作成しました。

修理例(布地)

ブランド/土屋鞄(ポシェット)
・摩耗により傷んだ布地の内装を、同程度の色と厚みの帆布で作り替えました。
・革のパーツやファスナーパーツに傷みがない場合は再度取り付け致します。